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壁の素材

2011-08-24-Wed

 
今回のマンションのリノベーションでは、しっくいを採用しました。
壁の仕上げ素材は、一般に普及しているビニールクロスの他にも、
多くの種類のものがあり、ご要望によって採用する素材を決めています。

pink_wall.jpg


しっくいなどの塗り壁は、光を吸収することもあり、
部屋の雰囲気をやわらかく、ナチュラルにしてくれます。
クロスとは違う素材を採用すると、費用もそれなりに掛かりますが、
その効果は、十分に発揮してくれることと思います。

最近はしっくい壁でも色の着いたものがあります。
コンサバトリーという非日常的な空間をピンクにしてみました。
他の家具や床の色とのバランスを考えてなのですが、
ピンクという色が特別な空間の演出を効果的にすることができました。

クライアントには勇気のいる選択だったかもしれませんが、
「ピンクにして良かった」と、完成した際には、おっしゃっていただきました。

2011-06-16-Thu


家のドアに鍵が掛かるのは、現代の暮らしでは当然のことで、
そればかりか、2重ロックやセキュリティー会社との契約も、と、
安全対策への欲求は、昨今、益々強くなっていくのを感じます。
 


ヨーロッパでは、紀元前から、鍵は存在していたようです。
戦争や侵略、略奪が古くから繰り返されていた文化が背景となっています。
中世には王侯貴族が、そして近代になると財産を持つようになった市民が
と、こうして鍵は発達しつづけ、今日に至っているのだそうです。

そして鍵は施錠という本来の用途以外にも、重要な意味を持っていました。
魔除けやお守りといった宗教的なもの、防衛のシンボルとされる紋章として、
統治権のシンボルとされ、支配者が交代すれば鍵が移譲されるなど、
あらゆる場面で、象徴的な役割を担っていたのだそうです。

日頃、何気なく使っている鍵にも、長い歴史と文化があるんですよね。

ドイツのアパートメント

2011-06-12-Sun

 
先日は、世界のホテル宿泊客評価につて書かせていただきましたが、
最近読んでいた本には、ドイツの賃貸住宅のことが書かれていました。

Apartments.jpg


ミュンヘンの話でしたが、転勤などでやって来る日本人に、
アパートメントのドイツ人オーナーは、積極的に部屋を貸したがるそうです。
日本人は部屋をキレイに使い、問題も少ないからだそうです。
基本的に、日本人は家の中では靴を脱いで生活をする習慣から、
住まいに対する感覚的な違いがあるようだと書かれていました。

昔、外国映画で、靴を履いたままベットに腰掛ける姿を見て、
子ども心に、かなりびっくりしたことを覚えていますが、
靴を履いて家の中で生活するかどうかは、感覚に大きな違いが生じますね。
椅子に腰かけ、テーブルに靴のままの足を載せているなんてことも、
日本では、家でだって、会社でだって、ありえないことです。

もう一つ、本に書かれていたドイツのアパートメントの話ですが、
ドイツでは、100年以上の古い建物が住まいとして使われていることも多く、
ダクトスペースが取れていなくて換気扇が無かったりするそうです。
換気扇の無いキッチンで調理をすれうばどうなるかと想像すると、ん・・・。

テレビの存在

2011-06-09-Thu

 
家の設計をするとき、テレビの存在を放っておくわけにはいきません。
テレビを視聴するための適度な距離の確保をしながら
リビングの家具やソファーの配置、窓やドアとの位置関係、と、
設計においては、結構気を使わせてくれる存在です。

リビング


我が家では震災の日、帰宅するとテレビがゴロリと床に転がっていて、
テレビボードに戻して、リモコンのスイッチを入れても無反応でした。
あ!…
リビングの真中に鎮座していたテレビは、呆気なく粗大ごみとなったのです。

気を取り直して、これを期にテレビの無い生活を試みることにしました。
元々、テレビはほとんど見ていなかったので、
「テレビなんて無くても!」なんて鷹揚に構えていたのですが、
当初は手持ち無沙汰のようなもの足りなさに、落ち着つきませんでした。
それでも3ヶ月が過ぎ、テレビが無いことにも、今はすっかり慣れました。

テレビが無ければ、住宅のプランも随分と変わるのではないかと思います。
どうしても、テレビはリビングなどの中心に据えられてしまいますから、
これが無ければ、空間のあり方や家具やその他のレイアウトは
違った発想がされることになるのではないでしょうか。

玄関ドアの見えない家

2011-05-12-Thu

 
個人的には、戸建の住宅であれば、玄関ドアが見えない家が好きです。
通りからは一瞬、どこが玄関だろう?と思わせるような玄関に魅かれます。

door.jpg


とっても個人的な好みなので「玄関の見えない家が良いですよ」
と、おすすめするものでは、まったくないんですけどね。
玄関ドアが通りから見えないのは防犯上はあまり良くありませんし、
玄関ドアは通りに対して正面を向いているのが正当という考えもあり、
住宅街を歩けば、どこでも多くの家は、そのようにつくられています。

玄関ドアが一見、見当たらない家に魅力を感じるようになったのは、
住宅設計に携わるより以前からのことだったかもしれません。
その理由を聞かれても、漠然としていましたが、今考えると、
閉鎖的で、ひっそりと、秘密めいているところに憧れるようです。

その一見、見当たらない玄関ドアですが、
通りと反対側にあるとか、ないがしろにされているとかではありません。
ちゃんと通りの側にあっても、奥まっていたり、ちょっと隠れていたり
訪れた人を、一瞬「あれ」と思わせる間があれば、それでいいのです。

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