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フッガーライ世界最古の社会住宅 ③_in Germany

2011-10-14-Fri

 
フッガーライの博物館となっている開設当初の家の中の様子です。
居室の床は木製だけれど、キッチンや廊下の床はレンガです。
白い塗り壁は、窓から差し込む陽を優しく受け、
室内を柔らかく、なんともいえない落ちついた雰囲気にしていました。

この2階は別の住居になっていて、隣に並ぶ玄関ドアから入るのですが、
その昔、モーツアルトの曾祖父のフランツ・モーツアルト一家が、
1681年から、フランツの亡くなる1694年まで住んでいました。
壁にはそのことを記した銘板が、掲げられ人目を引いていました。
銘板があるだけで、現在もフッガーライの住人が暮らしているそうです。

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キッチンのコーナーに、レンガでできた炊事場と牧割り器具が見える


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キッチンの窓際のダイニングテーブルが当時を思わせる


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寝室のドアを開けると2階住居の階段の下でそこをくぐって入る


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塗り壁、床や天井は木製で、陽の明りが柔らかく部屋に広がる


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古い無垢の木製ドア、取っ手にはアイアン

フッガーライ世界最古の社会住宅 ②_in Germany

2011-10-13-Thu

 
フッガーライは140戸あり、現在150人の入居者が暮らしているそうです。
今日の写真は、現在の改装された室内の様子を再現した見学用住宅で
家具や小物を配置してあり、ここでの生活を垣間見ることができます。

500年もの長い長い年月を、こまめにちゃんと手入れしながら、
大切に暮らし、大切に受け継がれていることが、見ていて伝わってきます。
こじんまりと素朴でありながら、設備はきちんと整っていて、
こんなかわいらしい家なら暮らしてみたいと思わせる雰囲気でした。

一緒に行ったドイツに暮らしている友人は
「ドイツのおばあちゃんの家って、まさにこんな感じなのよね!」
と、テレビがつけっぱなしのリビングを見て言っていました。

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床がタイル貼りのダイニングとキッチン


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窓辺のダイニングテーブル


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さっきまで誰かが座っていたかのようなリビングルーム


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広くはないが、クローゼットもあるベッドルーム


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トイレ、洗面、シャワー、洗濯スペースのあるバスルーム


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勝手口から出た裏庭は、ガーデニングもできるほどの広さ

フッガーライ世界最古の社会住宅 ①_in Germany

2011-10-12-Wed

 
アウグスブルクは、ミュンヘンから列車で30分ほど行くと着きます。
アウグスブルクの市内には、世界最古の社会福祉住宅があります。
15世紀から16世紀にかけて、世界一の金持ちだったというフッガー家が、
1521年に設立した住宅で「フッガーライ(フッゲライ)」といいます。

塀に囲まれ4つの門があり、教会もあり、まるで小さな町のようです。
資料館や博物館などもあり、入場料を払い門から塀の中へ入るのですが
古い建物は手入れが良く行き届いて、現在も150人が暮らしています。
入居は、低所得者が優先され、カトリック信者であることとなっており
生活に困窮したカトリック信者の年間家賃は、なんと0.88ユーロだそうです。

通りを歩いていると、買い物へ行く様子の老人とすれ違ったり、
家の少し開いた窓からは、テレビや食器の重なり合う音が聞こえていました。

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建物につたの絡まる美しい町並みの通りを買い物に出かける住人


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黄土色の壁、緑の玄関戸、紅葉したつたが縁どる窓、正午の太陽が眩しい


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つたの下に見える鉄の棒を引くと呼び鈴が家の中で鳴る

ドイツのお宅拝見 Vol.5 House_M ③

2011-10-10-Mon

 
歯科医ご夫婦のお宅を出て、上って来た階段を下りながら下を覗くと、
螺旋状につづく段々が美しく、外国映画で見るシーンのようでした。
古い建物なのでエレベーターは無く、4階まで階段を上り下りするのです。
無垢の床と手摺は艶やかに、凝った造りのアイアンの手摺格子と、
古い建物ならではの贅沢な風合いがなんとも言えませんでした。

こんな素敵な階段だったらそれもいいかもね、と、思いたくなりますが、
ご夫婦は、そろそろ階段が辛くなってきたので引越しを考えているそうです。
日々の生活では、現実的な問題も考慮しなければならなくなりますからね。

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建物の中心に螺旋状に位置する贅沢な階段


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踊り場の床は使い込まれた味わいのあるヘリンボーン


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階段の窓は新しいもので、写真のようにも開くが横開きにもなるサッシ


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ドイツのお宅拝見 Vol.4 House_M ②

2011-10-09-Sun

 
まるでショールームのようなキッチンには、調理器具も美しく並べられ、
さすがドイツキッチン!と、イメージそのままのモノを見た気がしました。
ところがこちらのキッチン、あまり使われていないようです。
ご夫婦でお仕事をされていることもあり、忙しくて外食が多くなっていて、
家で食事をしても、パンとハムだけだったりして、ほとんど調理はしないとか。

さらにドイツでは、キッチンは借る側が用意するのが一般的だそうで、
このお宅も賃貸なので、家具のように、キッチンを持ち込んだそうです。
当然、専門の業者に依頼することになりますから非効率なはずですが、
ドイツ人の気質やら風習やらがそうさせているのでしょうか・・・。

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バルコニーから見たショールームのようなキッチン

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浴槽にガラスのシャワーの水はね防止があるバスルーム


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壁と床にバスルームと同じタイルが貼られているトイレ

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ミーレの洗濯機と乾燥機が置かれたユーティリティ


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