交詢社へ潜入
2011-12-11-Sun
会員制クラブ交詢社へ潜入・・・と、気分はそんなのりでした。
一歩足を踏み入れると、華麗なる一族の世界を連想させるような、
荘厳で華やかな雰囲気が、静かに広がっていました。
銀座にある交詢社ビルは、下層階には一般の人々が利用する
ニューヨークバーニーズやレストランが営業をしていますが、
9階から上は、クラブ会員か会員の同伴によらなければ入れません。
そんな場所へ縁あって、お邪魔することができた次第です。
交詢社は、福沢諭吉先生の提唱により、日本初の実業家社交クラブとして、
1880年に、結成されたのがそのはじまりだそうです。
社員(会員をそう呼ぶ)になるには今でも社員2名の推薦が必要で、
その上で、入社審査を通過しなければならないのだそうです。
それなりの社会的地位など、あれこれあるようです。
建物は2004年に建替えられていますが、壁や床材など古いものを残し、
できるだけ、当時の雰囲気を再現しているそうです。
吹抜けの階段ホールには、福沢諭吉の大きな肖像画も掛っています。
時の流れに熟した空間は、インテリアの素晴らしさだけでなく、
そこに漂う空気でさえ、まるで異次元のもののようでした。