覗き見 _in Germany
2011-09-30-Fri
ローテンブルグの街の城壁を歩いて見る街の写真です。
屋根まで掛かっていて、所々に城壁の外への覗き穴があります。
反対側から誰か来れば、避け合いながらすれ違うほど狭いんです。
ちょっと失礼して、城壁の上から撮らせていただいた家々の写真です。
配色もデザインも可愛らしく、どこも庭の手入れも行き届いていました。
窓が開いて中から声の聞こえるいる家、洗濯をベランダに干す家、
木の葉のかげになりながら、2階のテラスが見える家では、
初老夫婦が、早めの夕食をのんびりとはじめたところでした。
ご主人が、良く冷えているであろう白ワインのグラスを片手に、
網の上の肉の焼き加減を念入りに見定めながら、返していました。
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ローテンブルク _in Germany
2011-09-29-Thu
ジオラマか、あるいは、おもちゃ売り場の人形の家のようなこの街は、
10世紀にローテンブルク伯が城を構えたのが起源で、街の名の由来です。
ロマンティック街道の最も素晴らしい街とも呼ばれるローテングルクは、
城壁に囲まれた美しい中世の街並みが、手付かず残っているそうです。
写真では、生い茂る緑と赤い屋根の建物の間に城壁が巡っています。
緑豊かなタウバー川の流れに沿って、城壁の半分は造られていて、
その突端に三方をタウバー川に囲まれて、中世の頃、お城がありました。
今はブルクガルテン(城の庭)となっている緑豊かで眺めの良い場所です。
城壁の上は、木製の手すりが付けられて、歩けるようになっていて、
そこからは、また違った視線でローテンブルクの街並みを眺められます。
街の周囲を歩くことになるので、この街で暮らす人々の家があり、
可愛らしい家々を眺められるだけでなく、庭やテラスまでも良く見えます。
ときに窓が開いていたりすれば、部屋の中まで見えてしまい、
人様のお宅をの覗き見するなんて!と、思いつつ好奇心は先立ちました。
ソーセージバーガー _in Germany
2011-09-28-Wed
宿泊先のホテルのレストランで、ソーセージとフライドポテトを注文したら
パンと一緒になっているがいいかと聞かれ、構わないと答えると、
しばらくして、写真のようなものが、テーブルに運ばれてきました。
ホテルなのレストランなので、きちんとお皿に盛られているけれど、
これはいわゆるジャンキーなソーセージバーガーでありまして、
ソーセージはパンの上で、上品に(?)とぐろを巻いておりました。
とぐろを巻いているから、丸いパンの中にも上手い具合で納まるのですが、
その様が、なんともおかしくて、妙に愉快な気持ちにさせてくれました。
ホテルとレストランは、ビール醸造所として1907年に建てられたもので、
レンガ造りの壁などが、その面影を残しているように思えます。
100年以上の時を経て、まるで違う用途として建物を利用していることは、
わたしたちも、もっと見習わなければならないでしょう。
そして、古い建物を再利用したホテルのレストランで、
とぐろを巻いたソーセージバーガーを出しているなんて、と、
こんなところに異国の文化を感じ、旅はいいなと思うのでありました。
騎士の家 _in Germany
2011-09-27-Tue
ハイデルベルク駅の方からマルクト広場へやって来ると、
その手前に、ひときわ目を惹く外観をした古い建物があります。
騎士の家(Haus zum Ritter)と呼ばれている建物です。
スペインの迫害を逃れて、フランドルから移住してきた裕福な商人が、
商館を兼ねた住宅として1592年に建てたそうで、
正面外壁は、フランドル風の凝った装飾がされています。
正面の棟の部分に悪竜を退治した聖ゲオルクの胸像があることから、
この建物は「騎士の家」と呼ばれるようになったそうです。
1689年に全市がフランス軍の焼き討ちにあった時も、
1693年の大火のときにも、この建物は無事でした。
これらの災難を免れてきた貴重な歴史的建物として、
マルクト広場に、趣ある風情でたたずんでいます。
現在は、ホテル&レストランになっています。
ホテルはロマンティックでありながら、設備は一新されているようです。
通りに窓が面したレストランは、雰囲気も良く、味も上々でした。
それでいて、お値段は普通のレストランと変わらいのが嬉しかったです。
ハイデルベルク _in Germany
2011-09-26-Mon
ネッカー川が街を流れるハイデルベルクは、ドイツ最古の大学をもち、
山の上には既に廃墟と化しているハイデルブルク城がそびえています。
フランクフルトからは急行で、約1時間の距離にあります。
1386年に大学が創設されてから、ハイデルベルクは大学の街として知られ、
ここで学んだドイツの歴史上の人物を数えれば、その数知れずとのこと。
ところがフランクフルトで生まれたゲーテは、その一人ではなかったため、
それを残念に思っていたのか、いく度もこの地を訪れていたそうです。
写真左のネッカー川に架かる橋を渡れば哲学の道につづき、
ゲーテをはじめとした、多くの哲学者や詩人が、実際に歩いたそうです。
そして彼らは、この街を題材として作品を生みだしています。
古城跡、古い石の橋、石畳の道、赤い屋根、バロック風の街並みが残り、
ノスタルジックを思わせるこの街は、旅行者を惹きつけずにはいません。