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ヒトの内側の年齢

2010-10-24-Sun

 
写真生活」 坂川栄治著 デザイナーであり、フォトグラファーの著者が、
写真集の写真を通して、感じる視線の先の思いを書いている本です。
一枚の写真を通して感じる思いには、なるほど、写真をそう見るのか、と、
意外な視点、面白い視点を教えられ、また写真が好きになりました。

okeeffe.jpg


晩年の画家ジョージア・オキーフが撮られている写真に、著者は惹かれ、
そこに写る窓からの風景を見たいと、切望していた時期があったそうです。
その写真に写るオキーフと、ほぼ同じ年齢の著者の77歳になる母親が、
言っていた言葉が、そのくだりに書かれていて、印象的でした。

  77歳といえば随分年を取ったような気がするけれど、
  それは毎日の鏡や写真や人の目に映る外側の姿であって、
  実際に感じる内側の年齢は五十代ぐらいのような気がしている。
  だから人の年齢の「内と外」というのは
  「七掛け」ぐらいの差がついているんじゃないか、と。

以前に、やはりそんな話しを、七十代の方から聞いたことがありました。
気が若くて、前向きに生きていらしていいな、と思いましたが、
誰もがそうなのかもしれないと、この本を読んでいて思うのでした。
ある年齢になって、その差の数が大きくなって気がつくだけで、
わたしだって、実は七掛けで、自分の年齢を考えているのかもしれない、と。
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