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コレクティブ・ハウスinスウェーデン Vol.4

2010-07-31-Sat

 
フェルドクネッペンの建物内には、2機のエレベーターが設置されています。
70代後半のモニカは、足の具合が少し良くないそうですが、
シャキシャキと、エレベータで上下しながら、建物内を案内してくれました。

Fardknappen_4.jpg


買い物から帰って来て、車をエントランスとは別の入口に横付けすると
いわゆるそこは勝手口、中に入ると小さなホールになっています。
ホールには、キッチンへ通じるドアと、エレベーターのドアがあります。
エレベータに乗り、地下へ降りると、パントリーにダイレクトに通じ、
買って来た食品の収納にも、食事の支度のために食材を取り出すにも、
大変便利な動線になっていて、モニカもちょっぴりご自慢の様子でした。
もう一つ、地下には部屋ごと冷蔵庫になっているパントリーもあります。

その他、地下には、フィットネススタジオ、駐輪スペース、個人専用の納戸、
来客用の簡易ベットやクリスマスのデコレーションなどが収納された納戸、
身体の具合が悪くなった際の介護用バスとトイレなどがあります。

廊下を音のする方へと歩くと「ハイ!いらっしゃい!私が掃除当番なのよ!」
と、元気のいい裸足の女性が、ホースで水をバシャバシャかけながら
デッキブラシでゴシゴシと、介護用バスルームの床を磨いていました。

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コレクティブ・ハウスinスウェーデン Vol.3

2010-07-30-Fri

 
「ほとんどが、バケーションに出掛けているから、今は人が少ないの」
と、話すモニカに耳を傾けながら、次に見せてもらったのが
キッチンの隣にあり、テーブルとイスが並ぶ広いダイニングルームです。

Fardknappen_3.jpg


1階は、ほとんどが共有スペースになっていて、エントランス、キッチン、
ダイニングルーム、リビングルーム、本とパソコンのある書斎
洗濯室(アイロン、ミシンも備え付け)、工作室(本格的大工道具備え付け)
珍しいところでは、機織り機のある部屋もありました。

ここでは、みんなが各々、生活を維持するための役割を担っています。
平日のみんなの夕食を準備する食事担当、共有部分の掃除をする担当
庭の手入れをする担当などがあるそうで、そこから、お互いに学びあい
それによって、この暮しの共通概念と精神性の維持向上を目指しています。

建物内は、どこも整理整頓がいき届いており、気もちが良く
そこからも、緩やかでありながら、程よい距離を保ち
洗練された大人同士の秩序ある暮らしぶりを、うかがい知ることができます。


Fardknappen_3a.jpg

郵便受けが備えられ、セキュリティーと風除室を兼ねる2重扉のエントランス


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調理器具がずらりと並び、シンプルに片付いた日当たりのいいキッチンン


Fardknappen_3c.jpg

乾燥機もあり充実した設備の整うランドリールーム(使用は予約制)


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スウェーデン伝統の、端布や使い古しの布で敷物などを織る機織り

<< Vol.2-コレクティブ・ハウスinスウェーデン-Vol.4 >>

コレクティブ・ハウスinスウェーデン Vol.2

2010-07-29-Thu

 
フェルドクネッペンは、ストックホルムのセーデルマルムに位置し
かつては庶民的な町でしたが、現在は、芸術家や実業家などが住み
お洒落なレストランやブティックの通りがある若者にも人気の地域です。

Fardknappen_2.jpg


フェルドクネッペンは、共用のスペースと独立した個室スペースを持つ
8階建の地下1階を有する、コレクティブ・ハウスの形態の賃貸フラットです。
ペントハウスの8階は、ルーフテラスにもなっている建物です。
1993年に完成し、外壁の上の方には、1993と記されています。

37~75㎡が43戸、それぞれ広さによって1~3DKの間取りです。
気になるお値段は、5,694~9,087SEK(68,000~110,000円)と、
このあたりの家賃相場と、あまり変わらないそうです。

現在、43~79歳までの8組のペアと35人のシングルが、暮らしています。
シニアハウスではありませんが、入居には、40歳以上という年齢制限があり、
39歳以下は泊まりに来ることはできても、一緒には暮らせません。
それは、フェルドクネッペンが「後半の人生を生きる場所」という
根本的な共通理念の基にあり、成り立っているからだそうです。
40歳以上の範囲の中で、それぞれの年代がバランス良く
半分の人々は仕事を持って働いていて、残り半分はリタイアした人々で
お互いに、助け合いながら生活をすることが理想なのだそうです。

だからといって、子どもの出入りが禁止されている訳ではなく
誰かの小さな孫が、遊びに来て泊まることもあるそうです。
それはそれで、他人の孫であろうが、来訪を楽しんでいるようで
共有スペースには、子ども用の遊具まで備えられていていました。

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コレクティブ・ハウスinスウェーデン Vol.1

2010-07-28-Wed

 
「あら、お水が必要なようね。キッチンへ行きましょ。
そう、そして私は、いつも、ここからはじめるのよ。
あなたと同じ目的で、ここへ来た方は、あなたがはじめてではないわ」
と、到着した早々に、私をキッチンへ招き入れるモニカに
「モニカ、あなたの写真を撮っていいかしら?」
と、ぜいぜいと息をはずませながら、たずねると
「もちろんよ。かまわないわ、好きなようにおやりなさい」と。
ここは、スウェーデンのフェルドクネッペンというコレクティブ・ハウスです。

Fardknappen_1.jpg


北欧旅行は、コレクティブ・ハウスの視察が、ひとつの目的でもありました。
旅行を前に、視察の申し込みをするため、スウェーデン大使館へ連絡したり
さらに、そこから紹介された先へ連絡・・・と、問い合わせをしましたが、
どうにも個人での視察は、いろいろと面倒で、あきらめかけていました。
そして、出発の前日になって、私が望むコレクティブ・ハウスらしき
フェルドクネッペンのホームページを、ようやく見つけることができました。
いちかばちか、ダイレクトに視察申し込みのメールをし、出発したのです。

今回の旅行は、フィンランドからスウェーデンという計画でしたから
パソコンを持参して、フィンランドでその解答を待つつもりでした。
ところがです!よりによって、ホテルの回線トラブルで
滞在中、インターネットにアクセスができない状況だったのです。

メールをしてから、ほぼ一週間が過ぎ、スウェーデンへ移動しました。
チェックインを済ませ、ホテルの部屋に入るなりインターネット回線を繋ぐと
フェルドクネッペンに暮らすモニカから、何度もメールが入っています。
「welcome!」「いつ来るの?」「連絡をください」etc…
それで、慌てて電話をすると「これからいらっしゃい」
と、快く招いてくれ、私は、まさに、すっ飛んで行ったのです。

コレクティブ・ハウスinスウェーデン-Vol.2 >>

ココアアイズ

2010-07-26-Mon

 
スウェーデン・デザインのお話を、もう一つだけさせてください。
今日は、Olle Eksell(オーレ・エクセル 1918~2007)についてです。
スウェーデンでは、グラフィックデザイナーの巨匠といわれています。
オーレ・エクセルは、1918年スウェーデンのダーラナ地方に生まれ
小さな頃から絵を描くことが好きで、ストックホルムのアートスクールで学び
その後は、当時、グラフィックデザインの先進国だったアメリカへ留学します。

cocoaeyes.jpg


彼の名を一躍有名にすることになったのが「ココアアイズ」のロゴデザインで
1956年チョコレート会社マゼッティの、公募に優勝し採用されたものです。
その後は、マゼッティ社の商品名やパッケージ、広告までを一手に担い
斬新なオーレ・エクセルのデザインは、人々に広く受け入れられ、
マゼッティ社の知名度も、一気に上げることになりました。

ココアアイズは、今でも、スウェーデンのスーパーで見ることができ
半世紀以上を生き抜いたデザインは、なんともエネルギーを感じます。
ココアアイズのデザインは、品質を保証する意味を持つそうで、
お味の方も、それに違わず、しっかりカカオの香る美味しいココアです。

北欧諸国ではチョコレートは、老若男女を問わず「自分を甘やかす時間」
の象徴だそうで、寒い冬に飲むココアは、その思いもひとしおでしょうね。

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