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地下鉄駅の壁画

2010-07-17-Sat


スウェーデンに到着し、朝の地下鉄で、ホテルへと向かいます。
ストックホルムの地下鉄は、Tのマークで入り口が示され
ストックホルム中央駅から、放射状に路線が延びています。

t_centralen.jpg


地下鉄は、入り組む湾の下をくぐっているところもあり
岩盤をくり抜いて造られたプラットホームまでは、
数十メートルもエスカレーターを下ることになります。

岩盤の壁や天井には、コンクリートが吹き付けられ
コンペで選ばれたアーチストたちの壁画や彫刻で飾られています。
一番のおすすめは、写真のストックホルム中央駅(T-Centralen)
鮮やかなブルーが独創的で、思わず目をうばわれてしまいます。

若いアーチストには作品の発表の場を提供し、乗客はそれを楽しむ
このような取り組みが、おこなわれる人々の精神性が
スウェーデンのデザインを支えているのかもしれません。
日常にアートがあるさりげなさは、なんと素晴らしいことでしょう。

ホテル・リンナ

2010-07-16-Fri

 
旅先で、ホテルの部屋へ入るまでは
不安と期待が入り混じった思いを抱えます。
少なくとも数日は、滞在することになるわけで、
ホテルの印象が、その国の印象にまで影響してしまいます。

hotel_linna.jpg


ヘルシンキで滞在したホテル・リンナは、
100年を越える分厚い石造りの建物です。
昔は大学のクラブハウスでしたが、
2005年に、ホテルへと改装してオープンしています。
ロビーは当時を偲ばせる装飾のインテリアが活かされ
部屋はそれとは反対に、モダンなインテリアで統一されています。

旅に出たら、近代的な外資系のホテルよりも、
できれば、こんな個性的なホテルを選びたいと思います。
不器用でも人の手を感じ、それが優しさとなって、もてなしてくれます。

スタッフの心のこもった笑顔に見送られ、今日はホテルを後にしました。
ヘルシンキの港からシリアラインの船で、ストックホルムへ向かいます。

クリスティーナのお父さん

2010-07-15-Thu

 
フィンランドへ着いた翌日の夕方、ホテルの部屋の電話が鳴りました。
「ハイ!私はアルト、クリスティーナの父親です。
今、ホテルのフロントに来ているんだけど、これから会える?」と。

クリスティーナは、先日、日本で知り合ったばかりのフィンランド人
…そう、あのタトゥーの彼女です。
フィンランドの建物巡りをするドライブの約束していた彼女でしたが
予定が遅れていて、帰国できないからと、お父さんが来てくれたのです。
「娘から、あなたのことは聞いているから、僕が建物を見に連れて行くよ」
と、白夜のヘルシンキを郊外へと、プジョーを走らせてくれました。

これは50年代の建物、こっちのデザインは60年代だね
海の見えるこのあたりは超高級住宅地で、コンクリートの家が多いね
ヘルシンキ市街の石造りの建築は、ウィーン様式なんだけど
100年以上の古い建物だから、これも高級住宅なんだよ
 
と、驚くほど詳しく建築物の説明をしてくれた後には
同僚リーサの家が、昨年、完成したばかりだからと
一般的なフィンランドの住宅にも連れて行ってくれました。
まったく完璧なナビゲートをする、本当に素晴らしいガイドです。

liisa_house.jpg


リーサは、以前、日本のフィンランド大使館で働いていたそうで
日本語を上手に話す、5人の男の子のお母さんでキャリアウーマンです。
彼女は、キッチンで、お茶の準備をしながら私に耳うちしました。
「アルトは、テレビ局のメインキャスターで、フィンランドでは有名人なのよ」
と、驚く私に、いたずらっぽく、にっこり笑って見せます。

翌日の夕方、ニュースを見ていると、彼はテレビの中にいました。
そして、私がフィンランドを離れる前日の夜は「飲みに行こう」と
ニュース番組が終わって15分後には、ホテルのフロントに
テレビから抜け出したそのままの姿で、微笑んで立っていました。

アルヴァ・アアルトの家

2010-07-14-Wed

 
アルヴァ・アアルト(1898~1976年)
フィンランドを代表する建築家、デザイナーです。
フィンランドの自然を連想させる、白樺の家具、フラワーベース、
気候風土に調和した建築は、居心地の良さを感じさせ
どれも今日まで、長く愛用されてつづけているものばかりです。

この自宅は1936年に完成したもので、閑静な住宅街に建っています。
1階の一部をアトリエとし、リビング、ダイニング、キッチン
2階は完全なプライベート空間で、主寝室と二人の子供部屋、
ゲストルーム、バスルーム、プライベートリビングがあります。

アトリエに隣接して書庫があり、
そこには2階のバルコニーへ通じる小さなドアがあります。
アアルトの苦手なクライアントが訪ねて来たときなど
そこからこっそりと、彼は姿をくらましていたのだそうです。

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アラビア・ファクトリー

2010-07-13-Tue

 
「生活にもデザインを」と、丈夫で、機能性を重視した
フィンランドを代表する陶磁器ブランドのアラビアです。
1873年に創業、その製品が作られているのがこのファクトリーで
前日までに予約をすれば、工場内部を見学をすることもできます。

arabia.jpg


ファクトリーショップでは、同じグループのイッタラの食器など
日本の30~40%引きと、格安の買い物ができるのが、嬉しいです。
アウトレット品(B級品)になると、その値段は半額程度です。
フィンランドでは、日本人観光客を見かけることは少ないのですが
アラビア・ファクトリーでは、その姿もあちらこちらにありました。
ショップでは、スタッフに日本語で声を掛けられ、驚くほどです。

9階には、アラビア博物館があり、創業以来のアイテムや
今は見かけることのない古いデザインなど、美しく展示されています。
アラビアやイッタラの食器ファンには、これはもう、たまりません。

日常で、私も愛用しているアラビア食器のファクトリーを満喫し
気が付けば、重たいほど食器が入った買い物袋を抱えていました。
連日、最高気温は30度を越え、異常気象だといわれているヘルシンキ
その午後をエアコンの無いトラムで、蒸されて、ホテルへと帰ります。

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