結婚式・・・その夜
2010-02-28-Sun
元同僚の結婚式でした。
バージンロードの扉が開き、
弟さんのエスコートで、純白のウェディングドレスの彼女…
ジワ~っと、それを見ただけで涙腺が、ユルユルに緩むんです。
(いかん いかん 周囲には元上司や同僚も居るではないの)
ぐ~っと、ぐぅ~っと、こらえました。
披露宴で、音楽と一緒に映し出される写真を見ては、ジワジワ~。
花嫁さんが家族にあてた手紙を読むシーンでも、ジワジワ~。
ことあるごとに、ジワジワ~。
昔はこんなんなじゃなかったのに…
歳を重ねて、人の心のひだを敏感に感じるようになんたのだなぁ
と、なんだか奥深い人間になったような気がしたのでした。
…夜、ウチでテレビを見ていると、脳科学の話題です。
「昔より、涙もろくなったと感じる方!いらっしゃいますか?」
おぉーっ!旬な話題じゃありませんか。
「はーい!」と、テレビに向かって手を上げてみました。
「はい。その方は、脳が老化しています。」
ガ~~~~~~~ン!
「老化することによって、我慢ができなくなるんですね。
人前で泣いては恥ずかしいといった感覚が、
おさえられなくなります。」
なんだか、ものすごくものすご~く、ショックでした。
ちなみに、恋愛は脳が異常反応を起こしている状態だそうです。
その後4年くらいで脳が正常に戻るので、結婚して数年すると
「昔のようなトキメキはもうないわ」ということになるそうです。
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蕎麦屋とホームページ
2010-02-25-Thu
日暮れて、友人と連れ立って蕎麦屋へ、
だし巻玉子や、あんきもなんぞをいただきながら、
熱燗なんていうのが、おつですね~。
最近のマイブーム、蕎麦屋です。
いかした蕎麦屋が、結構あるんです。
友人のデザイナー2人と食事をすることになり、
私は店の手配を担当…
で、ここぞとばかりに、蕎麦屋の開拓をしましょうと思うわけです。
デザイナーが一緒だと思うと、お店選びも気合が入ります。
そういうの「みえっぱり」って、いうんですよね。
とにかくホームページ探していると、
おぉ~っ、パチッときちゃいましたね。
「蕎や 月心」 目黒にあるお店です。
ホームページに、ふんわりとした「やさしさ」があるんです。
ここのお蕎麦屋さん、マジメないい人がやっているって
本気で蕎麦に向き合っているひたむきさを、感じるんです。
ここなら間違いないって思わせちゃうんです。
しかも、ぜんぜん「おしつけがましく」ないんです。
駅から少し歩いた住宅街に、
そのお店は本当にひっそりとありました。
店に入ると、清い空気が流れ、
整然と、きっちりとした気配を感じます。
当然、お蕎麦は美味しく、
だし巻玉子も白子も天ぷらも、もちろんです。
一緒にだった、イケメンデザイナーくんには
ホームページの作成を依頼中なんですが、
「こんなふうに思いが伝わるホームページを作って!」と、注文です。
老後を集まって暮らす
2010-02-16-Tue
「ねーねー!老後はさ~、
気の合う人同士集まって暮らしたいよね。」
「そううだね。伊豆とか、どう?冬でも暖かいんじゃない。」
「鎌倉は?東京からあまり遠くない方がいいよね。」
「近くに病院があるところっていうのも大事よね。」
…と、アラフォーな女達が集まると、
独身者も既婚者も関係なく、度々そんな話題になります。
ある晩、ふとしたことで、パソコンの前に座り込み、
家族でない人々が、集まっる暮らしについて調べていました。
「コレクティブハウジング」「コーポラティブハウス」
「シニアハウス」「シニアリビング」「ケアハウス」
など、呼び名も、その形態も様々にあるようです。
スウェーデンの事例が参考にされることが多いのですが、
高齢者だけが集まって暮らすばかりでなく
子供のいる家族や若い単身者など、混ざり合ってもいるようです。
そんな中でなんとなく、共通して見えてくるのが
居住者間の心理的な距離と食事の形態、
共同生活者としての役割分担、地域との関係などです。
人と人との距離は、居住者の共通認識として
育てていかなければならないようです。
干渉しないが、無関心ではない、
当たり前だけど絶妙な「間合い」が必要とされています。
食事については、作る当番を決めて一緒に食べたり
週末や決まった曜日だけ一緒にするところもありました。
高齢者ばかりで、すべて外部に委託しているところもありました。
どちらにしても、みんな揃って食事をする機会がもうけられています。
調べていて、家族という概念が違ってきていることを感じました。
家族の前に「個」であり、個が精神的に独立していて
誰と、どこで、どのように暮らすかを選択しているのです。
他愛なく「老後はさ~」と言っているばかりでなく
そろそろ本気で、人が集まって住まう家のこと、考えたいです。
スウェーデンの白夜
2010-02-15-Mon
数年前の初夏のころ、仕事で、
スウェーデン中部にあるダーラナ地方へ行きました。
それは、夏至祭のお祭りに合わせてのことでした。
お祭りは、夕方になると、広場に人々が集まり
昼間に森で切った大きな木の先端には、リースが飾られ
そのポールを、掛け声とともに広場に立てることからはじまります。
ポールが立つと、今度はそれを囲んで手をつなぎ、
音楽に合わせて、大人も子供も、みんな、みんな、踊ります。
仕事で出かけていたので、会食の機会も多く
ある日、湖畔の近くのレストランへ、招待いただくことになりました。
指定の場所で待っていると、「やぁーお待たせ!」と
紳士は、湖を、ボートを運転されて来るではありませんか。
「ディナーだから、お酒を飲むでしょ!
車だと飲酒運転だけど、ボートだったら大丈夫なんだよ」
と、陽に焼けた笑顔で、教えてくれます。
でも、そんなのありなんでしょうかね?
思い出しては気になりますが、真相は、いまだに不明です。
そして、私たちとの、いつまでも明るい夜の食事を終えるころには
ビールもワインもたっぷり召し上がっていましたが
「じゃぁ!」と、紳士は片手を上げて、波しぶきをあとに、
ボートごと、スウェーデンの白夜の湖へと、消えて行きました。
とってのないマグカップ
2010-02-03-Wed